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Youtube動画更新しました。宮島の大砲跡を巡ります。

しばらく更新できていなかったYoutube動画を更新しました。今回の動画は宮島でも隠れたスポット「鷹ノ巣砲台跡」です。こちらは宮島の裏側の山道を奥に進んだ先にあります。宮島には多くの観光スポットがありますが、旧軍施設として今も遺構として残っていることに驚きでもあります。観光としてはアクセスが難しく簡単には辿り着ける場所ではないことからその存在を知らない方が多いと思いますので、今後観光スポットとして注目されることに期待をしています。

さて、そんな砲台跡ではありますが、第二次世界大戦時のものではなく明治時代に竣工されたものであります。実戦には使われていないようです。宮島のイメージとしては戦争にまつわるイメージはあまり感じられないと思いますが、このようにして山奥に当時の施設が静かに眠っています。

鷹ノ巣高砲台跡と鷹ノ巣低砲台跡の2ヵ所あり、高砲台は鷹ノ巣山(194m)山頂付近にあり、低砲台は鷹ノ巣浦という海岸付近に位置しています。 鷹ノ巣の高砲台、低砲台は宮島桟橋より車で約20分で近く迄行けます。

高砲台は車を止めて徒歩で約25分、低砲台は少し車で移動して上からなら徒歩2分で見えますが、下に降りるには急な坂を降りる様になります。

太いロープもありますが足場は砂地ですので、気を付けて降りる様にして下さい。私も十分に気を付けながら海岸へと下りていきました。

1897(明治30)年8月、先に低砲台が着工され、続いて1898(明治31)年7月、高砲台が着工、1900(明治33)年3月、低砲台・高砲台が共に竣工されたそうです。 鷹ノ巣高砲台は28cm榴弾砲砲座2門×3箇所の全6門を備えており、鷹ノ巣低砲台には9cm速射加農砲1砲座2門×2箇所、27cm加農砲1砲座1門×4箇所の全8門があったとされます。

1926(大正15)年8月1日に廃止となりました。 その後は管理が行き届かないことから、観光地化もされていないため、砲台跡を知る人も少なく歴史的遺産が宮島の山の中に埋もれ忘られて現在崩壊が激しくなっています。軍事施設として考えると大々的にPRできるものではないのかもしれませんが、かつての日本の事情を察するに国防の上で重要な役割として期待されていたものでありますので、歴史を振り返るという意味では何とか後世にも伝えていくことができると良いのではないかと思いました。

変わって海岸方面の鷹ノ巣浦へ。人が滅多に訪れる場所ではないのですがキャンプ、釣り、海水浴など釣りが出来てトイレやゴミ捨て場なども有るのでレジャーとしても魅力的な場所です。しかしながら車でなければ行きにくい場所でもありますのでご注意を。撮影時に釣りをされている方が1組居られました。 (監視員などが居られないので海水浴など海に入る時は気を付けて下さい)

おまけ

宮島のパン屋さん(宮島桟橋前の島旨PAN)で買ったパンを皆で食べました、島で旨いPANです。

塩あんバターという宮島のもみじ饅頭屋さん「博多屋」さんとのコラボ商品とのことです。ぜひ宮島にお立ち寄りの際にはお召し上がりください。

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