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フローリングのワックス剥離

フローリング剥離剤

今回はフローリングのワックスの剥離について書いていきたいと思います。

フローリングには床を保護する目的でコーティング剤やワックスを施します。コーティング剤は様々なタイプがありますが、基本的には傷が付きにくく耐久度も高いため一般的には剥離作業を必要とすることはないと思います。

一方でワックスは人の歩行や家具などを引いたり、家庭用の洗剤や油汚れなどによって少しずつワックスが傷んできてしまいます。ワックスが一部剥がれたり、光沢がなくなったり、汚れを含んで黒ずんできてしまいます。

こうなってくると一度古くなったワックスを剥がしていく必要があります。この剥がしていくために「剥離剤」というものを使用するのですが、剥離剤の種類も各メーカーから様々なものがあります。液性もアルカリ性や中性タイプ、液体状や増粘タイプのジェル状のものなど様々です。

アルカリ性の剥離剤はPタイルや塩ビシートなどのフロアの剥離作業に適していますが、フローリングなどの場合は床材を傷めてしまう危険性があるため使用することはオススメできません。フローリングが反ってしまったり剥がれてしまったりと大変なことになってしまいます。

そこで使用するものが「中性タイプ」の剥離剤です。さらに増粘タイプのものを使用することで、剥離剤が床材まで浸透しにくくなり、床材を傷めてしまう危険性を軽減することができます。

弊社では先日の作業で「コニシ トレック」という商品を使用したのですが、こちらの商品はメーカー廃番となってしまうそうです。他メーカーからも同様の商品は販売されているようですので今使用しているものがなくなった際には切り替えていきたいと思います。

そんなフローリングの剥離作業を今回お客様から許可を頂きましたので、作業の様子を撮影させて頂きました。古くなったワックスを剥がしていく様子をぜひご覧頂ければ幸いです。

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