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【激おこ】タネなしブドウを購入したのにタネがある件【クレーム】

またまた清掃とは一切関係のないブドウのお話の続きです
ちょっと前のブログで、広島県産のおすすめブドウについて紹介しました
紹介した3種『ピオーネ』『安芸クイーン』『シャインマスカット』
これらの品種に共通する特徴は『タネなし』ブドウだということです

  

というよりも最近の品種は、タネのあるブドウの方が圧倒的に少数派です
もはや『タネなし』はブドウの標準装備で、『タネあり』は劣等種といったイメージです

そんな状態のブドウ界隈ですが、購入したブドウの中にタネなし表示にも関わらずタネがあったという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか
購入店に猛烈なクレーム電話を入れましたなんてことも・・・
しかし、少し冷静になってください
タネなしブドウのできる仕組みを理解していれば、大人の対応ができます
そして、販売店には非がないことも理解できるでしょう
というわけで今回はタネなしブドウの作り方と、タネなしブドウなのにタネが存在する理由について語っていきたいと思います

タネなしブドウの作り方

タネなしブドウを作るためには、果実が成る前のブドウの房をジベレリンという植物ホルモン液に浸します
この作業によって、ブドウは受粉せずに果実が成りタネなしブドウができるという仕組みです

ジベレリン処理

この作業は計2回行います
前述の通り1度目はタネを無くすために行い、2度目は果実を大きくするために行います
しかもこの作業は品種によって処理をするタイミングが異なる上に、1房1房を溶液に浸していくという大変手間のかかる作業です
生産者さんのこうした手間暇かけた努力のおかげでブドウはタネなしに変化し、我々の食卓へと届くということです

タネなしブドウなのにタネが存在する理由

次にタネが出来てしまう理由ですが、簡単にいうとジベレリン処理のエラーです
前述の通りジベレリン処理をするタイミングが重要です
タイミングがずれると処理の効果がなかったり薄かったりで、結果としてタネのある房や果実が出来てしまうということです
このタイミングというのが開花からの日数であり、1本の樹でも房によって開花日が異なるこもあります
しかしブドウ畑の中で房ごとに開花日を記録して、ジベレリン処理を行うとなるとコストがものすごいことになります
ブドウは庶民には手が出ない高級フルーツになってしまいます

そもそもこういった事態は生産者も想定しているので、ブドウのパッケージには大体『まれにタネがある場合があります』等の注意書きが記入されています

タネありブドウに運悪く当たってしまった時の対応としては、数粒なら大らかな心でスルーしましょう
房ほぼ全部タネありだったなら、購入店に冷静に連絡して交換・返金対応をしてもらいましょう

というわけで、タネなしブドウに関するアレコレでした
店員さんに横柄な態度をとる心の小さな人間にはならないようにしたいですね


ちなみにその他小ネタとしましては、ブドウの品種の頭に『ニュー』がつくと『タネなし』という意味になります
例:『ニューピオーネ』『ニューベリーA』等

担当者の独り言
そのままもいいけど、はっさく屋のブドウ入の大福も美味い!
ちなみに『はっさく大福』が一番人気!




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